2026年の敬老の日は9月21日(月・祝)です。70代の親へのプレゼントは、80代へ贈るときとは選ぶ基準が変わります。むしろほぼ逆と言っていいほどです。
70代はまだ働いている方も多く、旅行にも出かけるし趣味も現役。「敬老」という言葉にいちばん抵抗を感じる年代でもあります。ここを外すと、丁寧に選んだつもりの贈り物が微妙な空気を生みます。
この記事では、70代に喜ばれる5ジャンルと避けたい贈り物4つを、80代との違いを明確にしながら整理します。毎年贈っていてネタが尽きた方向けの考え方も最後に書きました。
敬老の日2026は9月21日(月・祝)
2026年の敬老の日は9月21日(月曜)。敬老の日は「国民の祝日に関する法律」第2条で9月の第3月曜日と定められています(出典:内閣府「国民の祝日について」)。
19日(土)から3連休になるため、帰省や食事に誘いやすい年です。9月15日の「老人の日」との違いなど、日付まわりの詳細は80代向けの記事にまとめています。
70代へのプレゼントが80代と違う3つの理由
理由1|行動範囲が広く、まだ「増やす」余地がある
80代は「物が増えること自体が負担」になりがちですが、70代はまだ違います。出かける・作る・育てるといった活動を後押しするものが歓迎されやすく、消えものだけに寄せる必要はありません。
理由2|もらい慣れていて、マンネリを感じている
70代は敬老の日を受け取り始めて数年〜十数年が経っている層です。定番のお菓子や花はすでに何度も受け取っている可能性が高く、「今年もこれか」と思われやすい。ここが最大の難所です。
理由3|「敬老」扱いへの抵抗がいちばん強い
80代の方でも年寄り扱いを嫌う方は多いのですが、70代はさらに顕著です。まだ現役で働いている、親の介護をしている側、という方も珍しくありません。贈り物そのものより、渡し方の言葉で失敗することがあるのがこの年代です。
70代が喜ぶプレゼント5ジャンル
方向性は「外に出る・続けている趣味を支える・少し贅沢をする」の3つです。
1. 自分では買わない価格帯のお取り寄せグルメ
食品は定番ですが、70代に効くのは「普段の自分では選ばない価格帯」を狙うことです。スーパーで買えるものを贈っても印象に残りません。産地直送のうなぎ、果物、少し良い肉など、日常の延長線上にないものを選びます。
2. 歩きやすい靴
外出の多い70代には実用性が高い一方、サイズ選びを外すと使われません。足のむくみや幅の問題があるため、贈るなら幅広(3E〜4E)で、脱ぎ履きしやすい面ファスナータイプが無難です。可能なら本人に選んでもらうのがいちばん確実で、その場合はギフトカードやカタログで渡します。
3. 体験を贈る(食事・宿・温泉)
物が増えないうえ、マンネリからいちばん遠いのがこれです。3連休と重なる2026年は特に相性がいい。予約や移動を本人任せにしないのがコツで、日程調整までこちらでやって「あとは行くだけ」の状態にして渡すと満足度が上がります。
4. 続けている趣味の道具を1段階良くする
園芸、釣り、手芸、写真——すでにやっていることの道具をひとつ上のものに替える贈り方です。新しい趣味を勧めるのではなく、今やっていることを支えるのがポイント。「見てくれている」という伝わり方をします。
5. 名前を入れた日用品
晩酌をする方なら酒器、外出が多い方ならタンブラー。名入れは「自分のために選ばれた」感が出るのに、価格は抑えられます。ただし「祝・敬老」といった文字を入れるのは避けてください(後述)。名前だけで十分です。
70代に避けたほうがいい贈り物4つ
1. 「敬老」「長寿」の文字が入ったもの
80代以上に増して、70代はここに反応します。同じ湯呑みでも、名前だけのものと「祝・長寿」と書かれたものでは受け取り方がまるで違います。贈る側の善意がいちばん裏目に出るポイントです。
2. 介護用品に見えるもの
手すり、杖、大きな文字のリモコン、シルバーカー。必要になったときには実用品ですが、まだ必要としていない段階で贈られると「そう見られているのか」というメッセージになります。必要性が明確でないなら選ばないほうが安全です。
3. 終活関連のもの
エンディングノート、遺影用の写真撮影、生前整理サービス。本人が自分の意思で始めるのはよいことですが、子から敬老の日に贈るものではありません。話題にするとしても、贈り物とは切り離してください。
4. 毎年同じ定番の使い回し
これがこの年代で最も多い失敗です。花とお菓子を毎年繰り返していると、受け取る側は「義務でやっているな」と気づきます。同じジャンルを続けるなら、せめて中身を変える。難しければ次の項を参考にしてください。
予算の相場は2,000〜5,000円未満が中心
| 予算帯 | 割合 |
|---|---|
| 4,000〜5,000円未満 | 20.3% |
| 2,000〜3,000円未満 | 19.5% |
| 3,000〜4,000円未満 | 15.6% |
| お金をかけない | 13.9% |
| 1,000〜2,000円未満 | 9.7% |
| 8,000〜10,000円未満 | 1.7% |
出典:敬老の日.jp(グルーヴ株式会社)2025年版アンケート調査/調査期間2025年6月22日〜7月13日、全国の10代〜60代の男女359名、インターネットリサーチ。
8,000円以上は合計しても2.3%。体験ギフトを選ぶと相場を超えやすいので、兄弟姉妹がいる場合は連名にして1人あたりの負担を相場内に収めるのが現実的です。連名にすると金額を上げられるうえ、「みんなで選んだ」という体裁も作れます。
毎年贈っていてネタが尽きたときの考え方
10年以上続けていると、たいていの定番は一巡します。そこで役に立つのが、「物のジャンル」ではなく「軸」で回すという考え方です。
- 食べる年:お取り寄せグルメ、少し良い調味料
- 出かける年:食事・宿・日帰り温泉の体験ギフト
- 身につける年:靴、羽織もの、財布
- 続けていることを支える年:趣味の道具の買い替え
4つの軸を順番に回せば4年は重なりません。毎年ゼロから考えるより負担が軽く、受け取る側にも変化が伝わります。
まとめ|70代は「まだ現役」を前提に選ぶ
- 2026年の敬老の日は9月21日(月・祝)。19日からの3連休
- 70代は外に出る・趣味を続ける・少し贅沢をする方向が当たりやすい
- 「敬老」の文字、介護用品に見えるもの、終活関連、毎年同じ定番は避ける
- 予算は2,000〜5,000円未満が中心。体験ギフトは連名で
- マンネリは「食べる/出かける/身につける/趣味」の4軸を順に回せば解消できる
80代の親や祖父母にも贈る方は、選ぶ基準がかなり違うので80代向けの記事も参考にしてください。同じものを両方に贈ると、どちらかで外れます。
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