「伊勢神宮に参拝するときの服装や靴は何にしたらいいのかな。」「スニーカーは履いて大丈夫?」なんて疑問に思ったことありませんか。
伊勢神宮の参拝へ行くときは、失礼がない様に準備をしておきたいもの。
ジーンズやリュック、パーカーで行ってもいいの?と心配になりますよね。
今回は伊勢神宮の参拝の服装について詳しくまとめてみました。
伊勢神宮の参拝でスニーカーはOK?服装マナーの基本

結論から言うと、観光での参拝ならスニーカーやジーンズのカジュアルな服装でOKです!
ですが、露出の多い服装や景観を損ねるような派手な服は好ましくありません。
伊勢神宮に行くときの服装は?
一般参拝であれば常識の範囲内でのカジュアルな服装で問題ありません。
ただし、参拝でも御祈祷を希望する場合は服装をフォーマルな物にする必要があります。
「御祈祷」とは神楽殿で行われるお祓いや神様にお願いごとをする、いわば個人的なお祈りのことです。
それとは別に「正式参拝(特別参拝)」という神主が神様に国家・人類の平安を祈る儀式があり、この「正式参拝(特別参拝)」は、礼服が好ましいと言われています。
一般参拝ならスニーカーもOK?
一般参拝であれば、スニーカーで問題ありません!
むしろ歩きやすいスニーカーが好ましいと言えます。なぜかといえば参道には砂利が敷き詰められており、安全性と快適さを考慮するとスニーカーが最適だからです。
伊勢神宮をしっかり楽しみたいなら、歩きやすい履きなれた靴がおすすめですよ。
- 底が安定したスニーカー
- 履きなれた運動靴
- クッション性のあるウォーキングシューズ
スニーカーの色・デザインで気をつけるべきポイント
スニーカーの色はシンプルで落ち着いた色が好ましく、カラフルで派手なデザインはカジュアルすぎる印象を与えるため伊勢神宮という神聖な場所に適さない事もあります。奇抜なデザイン、色は控えておきましょう。
白や黒、ネイビーなどがシンプルでおすすめ。
スニーカーと相性の良い服装は?

一般参拝の場合、シンプルで清潔感のある服装なら問題ありません。
スニーカーと合わせた動きやすいパンツスタイルでもいいですし、清潔感のあるスカートを履いてもいいと思います。
ジーンズでも大丈夫ですが、ダメージがたくさん入っているものや派手なデザインは避けた方がいいでしょう。
清潔感が大事なので汚れた服やしわだらけの服はアイロンをかけたりと整った服装で行きましょう。

季節や場面で変わる伊勢神宮の服装ポイント

季節によっても服装は変わってきますよね。
3月・冬・夏・春秋と季節によって服装のポイントを解説していきたいと思います。
3月・冬・夏…季節別に気をつけたい服装とは?
3月
3月上旬の伊勢神宮あたりの最高気温は11℃前後とまだまだ寒いので冬用アウターと小物でしっかり防寒対策が必要です。特に早朝や日が沈むころはぐっと冷えるので裏起毛素材の服やセーターなどの着用がおすすめ。
3月下旬になると15度位まで気温が上がります。
日中はトレーナーやセーターで過ごせる程ですが、朝晩はまだ寒いので羽織れる上着は必要になります。
冬
伊勢神宮は太平洋沿いにあるため、冬でも比較的暖かい気候となっています。
1番寒い日で最低気温4℃、最高気温9℃ほどですが、朝晩は冷え込みます。
通常の防寒着は必須で、スカートやズボンの下にスパッツを履くなどの防寒対策は必要。
ダウンジャケットなどでしっかり寒さ対策をしておきましょう。
大きな積雪も数年に1回降るか降らないかという程なので、積雪の心配はほぼありません。
夏
夏は暑いからといって露出すぎる服装には注意をしましょう。
ノースリーブやショトパンツで過ごすことも多いと思いますが、これらの格好には賛否両論あります。
SNSでは伊勢神宮が神聖な場所のため、タンクトップなど露出のある服装は避けるべきという意見も多数あったので注意が必要です。
また、熱中症対策はしっかり行ってください。帽子や日傘でしっかり日よけ対策をする、こまめな水分補給を忘れずにしてくださいね。
また、鳥居をくぐるときは帽子を脱ぐことがマナーになっています。
春や秋
昼間は活動しやすい時期で、過ごしやすい気候ですが夕方になってくると涼しくなってきます。
薄手のカーディガンやジャケットなど1枚準備をしておくと安心です。
デニムにトップスなどデニムの格好も大丈夫ですがダメージが大きいジーンズは控えておきましょう。
雨の日や砂利対策はどうする?靴の汚れ防止法
雨の日に伊勢神宮を参拝すると縁起がいいともいわれており、雨の日でも参拝する人は少なくありません。
雨の日は砂利道が泥っぽくなり、靴の側面が濡れてよごれるなんてこともあります。スエード素材や布製の靴は汚れが付くと取れないので避けるべきです。
ですので、おすすめは汚れが目立ちにくい黒や紺などの濃い色の靴。
靴に防水スプレーをしておくのもいいかもしれません。
また、大雨の場合はあらかじめ予備の靴を1足用意したり、長靴で行くのも考えてみてくださいね。
SNSでも伊勢神宮へ行った人のレポートが上がっていました。
リュック・パーカーはNG?持ち物のマナーもチェック
一般参拝でしたらリュックサックを使用していている人もいますが、混雑時にリュックを背負っていると後ろの方にあたったりするので注意が必要です。
できればかばんは必要最小限の荷物が入るコンパクトなバックが好ましいです。
バックはシンプルで落ち着いたもので、素材は革製や布製のシンプルなものが好ましいです。
神様に敬意を表すためにも荷物の中身は最小限におさえ、参拝中に音が出る電子機器の使用や不要なものは持ち込まないようにしましょう。携帯電話はマナーモードに切り替えておくことは必須です。
パーカーも一般参拝だと大丈夫なのですが、だらしなく着るのではなくしっかり着こなすことが重要です。
また、派手な装飾やデザインのものは適切ではないので避けておきましょう。
色選びにも気をつけよう!参拝時にふさわしいカラーとは
伊勢神宮での参拝の時の服装の色ですが、一般参拝も正式参拝も白や黒、紺といった落ち着いた色の服が好ましいです。
参拝の目的は神様にお祈りをすることなので、場所に合った服装を考えることが大切です。

スニーカーでOKな範囲は?NGになる場面も要注意!
伊勢神宮は広範囲な敷地で、砂利道が多いのでスニーカーなどの歩きやすい靴がいいと言ってきましたが、では実際にどの範囲までならスニーカーが大丈夫なのでしょうか。
今からカジュアルな服装、フォーマルな服装の許容範囲について紹介していきたいと思います。
正式・特別参拝ではスニーカーNG?
伊勢神宮の御垣内参拝(正式・特別参拝)では普段は入れない場所で参拝ができるので、服装は厳格になりスニーカーはNGです。
服装は礼服などフォーマルスタイルでないといけないため、靴もそれにふさわしいものを選ぶ必要があります。
服装の格を求められる場面とは?

服装の格とは、ドレスコードなどフォーマル度の高さを示すもので、これを間違ってしまうとマナー違反となるため注意が必要になります。
服装の格を求められるのは、御垣内参拝(みかきうちさんぱい)と呼ばれる一般的に言う特別参拝や正式参拝のことです。
御垣内参拝は正殿の周辺の垣(板垣)の内側、正殿近くででお祈りができる特別な参拝です。
天皇陛下はもとより皇族の方々も神との距離をたもち、この御垣内で国家の安泰や幸せを願う御垣内参拝をされます。
この御垣内参拝では礼服、スーツなどのドレスコードを守ることが必要になるので注意しましょう。
男性の服装は濃紺や黒のスーツにネクタイ・革靴が基本的ですが、明るいグレーのスーツは避けましょう。
シャツは白が好ましいのですが、ない場合は派手でなければカラーシャツでも大丈夫。
ネクタイは白である必要はありませんが、派手な色や柄は控えてください。
女性は濃紺や黒のスーツやフォーマルスーツ、丈が短くないワンピースがいいでしょう。
靴は服装に合わせたフォーマルなローヒールの靴が好ましいです。
ジーンズやパンツスタイルでも問題ないの?
一般参拝は服装に厳しくないのでジーンズやパンツスタイルでも問題ありません。
しかし、御垣内参拝は厳格な服装のルールがあるためフォーマルなスタイルでないと入場を断られる事もあるのでご注意ください。
夫婦で参拝すると良くないという噂の真相は?
「夫婦やカップルで伊勢神宮を参拝するのは良くない」という噂がありますが、本当なのでしょうか。
よく調べてみるとその様な噂は全国各地でも聞く話だとか。
これは内宮で祀られている神様が「天照大御神」という女性の神様だからという話があります。
天照大御神は太陽神と巫女の性格を併せ持ち国の平穏を見守る徳の高い神様が、女性に嫉妬するなんで狭い心の持ち主なんて考えづらいため迷信であると言えます。

伊勢神宮の服装でスニーカーを選ぶときの注意点まとめ
伊勢神宮の一般参拝ではスニーカーで行くのは大丈夫、むしろ動きやすい靴が推奨されるのでスニーカーは適しています。ただし、伊勢神宮になじむような落ち着いた色合いやデザインの物が好ましいです。
伊勢神宮は砂利道が多いので雨が降ると泥状になり靴が汚れる可能性があります。そのため、汚れても目立たない色や素材を選ぶ方が良いでしょう。
服もスニーカーに合ったカジュアルな服装でOKですが、シンプルで落ち着いた色を選んでください。
また、天気や気温によって服装も変わってくると思います。
この記事を参考に天気に合わせたコーディネートを考えてみてはいかがでしょうか。
ご覧いただきありがとうございました。