VIVANTを見ていると、飛び交う外国語が何語なのか、ふと気になりますよね。
結論から言うと、バルカの場面では、乃木や薫がモンゴル語のせりふを話しています。バルカ共和国は物語のために作られた架空の国で、その場面はモンゴルで撮られました。第2シーズンでは、タイ語や中国語、アゼルバイジャン語も出てきます。
この記事では、劇中の言葉の正体と、出演者が語ったせりふの苦労を順番に見ていきます。読み終えるころには、次の放送で聞こえる言葉が少し身近になっているはずです。
VIVANTは何語で話してる?バルカの場面にはモンゴル語のせりふ

VIVANTのバルカの場面では、モンゴル語のせりふが出てきます。TBSの公式サイトの「アフターVIVANT」は、バルカ共和国を物語の世界観を象徴するために設定された架空の国家と説明しています。中央アジアにあり、首都はクーダンという設定です。
その架空の国の場面は、モンゴルで撮影されました。福澤克雄監督は、モンゴルには約2か月いたと振り返っています。バルカの場面の景色は、本物のモンゴルで撮られたものなんですね。
せりふにも、モンゴル語がしっかり生きています。乃木がラクダにモンゴル語で話しかける場面には、わけがあります。飯田和孝プロデューサーによると、モンゴルの動物だからモンゴル語で、という堺雅人さんのこだわりだそうです。
番組公式サイトにも、砂漠でひざをつき、ラクダの顔の前に器を差し出す人の写真があり、ラクダと人との近い距離が伝わってきます。
野崎がジャミーンに「ハリーポッター」のDVDを差し入れ、ドラムに「お前がモンゴル語に訳してあげろ」と言う場面もありました。番組が「バルカ語」という言葉を名づけた説明は、公式サイトには見当たりません。
VIVANTの出演者はモンゴル語をどう覚えた?二階堂ふみと堺雅人の話

出演者にとっても、モンゴル語は簡単ではありませんでした。薫は乃木や野崎と違い、3年ほど現地で暮らしている設定です。演じた二階堂ふみさんは「モンゴル語は難しかったです」と振り返っています。
そのうえで二階堂さんは、薫がモンゴル語に長けている理由をこう見ています。どこに住んでいても、自分のやりたいことに能動的で正直に生きるキャラクターだからではないか、と。
コミュニケーションを取ろうとして自然と身につけた、という見方です。役の生き方から言葉をとらえているのが、なんだか素敵ですね。
のちに二階堂さんは、少ししかモンゴル語を話す場面がなかったVIVANTでさえ大変だった、とも語っています。番組公式サイトには、砂地を背に、赤と白の格子柄の布を頭にかぶった人の写真もあります。
第2シーズンのイベントでは、キャラクターが操る言語の話にもなりました。二宮和也さんは、頑張って覚えたモンゴル語を現場で「やっぱり日本語にしようか」と言われたと打ち明けています。堺さんは、自分と二宮さんがモンゴル語でしゃべること自体が普通になっている、と話していました。
VIVANT第2シーズンはタイ語も!新庄が逃げた先での芝居

第2シーズンでは、タイ語のせりふも出てきます。番組公式サイトの第13話のあらすじによると、公安を裏切った新庄は、ある大富豪の伝手でタイへの逃亡に成功していました。第13話の写真にも、「POLICE」と書かれた車のそばで、スーツの男性とベージュの服の男性がスマートフォンを構え、後ろに茶色の制服の人たちが並ぶ場面が写っています。
新庄を演じる竜星涼さんは、タイの大富豪チョッキー・テーパーニットとのシーンでタイ語のせりふに挑みました。タイ語は日本語と語順が違うため、感情の流れと口にする言葉の順番がうまく重ならず、戸惑ったそうです。最終的には、日本語訳を軸に考え、口にする言葉だけをタイ語にすると決めたと話しています。
アリも、タイ語、モンゴル語、日本語など、さまざまな言語を話す人物です。演じる山中崇さんは、タイ語でせりふを言うのは初めてで、レッスンの初日に監修の先生から「何を言っているか全然分からない」と言われたそうです。タイ語は声の高低の決まりが5つあると聞いて、本当に難しかったと振り返っています。
VIVANT第2シーズンは中国語とアゼルバイジャン語も飛び交う

第2シーズンでは、中国語のせりふも出てきます。物語の中心にあるのは、別班と、多国籍の民間情報組織「Xinxi(シンシー)」をめぐる攻防です。チョウ・ケイシ役の高橋光臣さんは、役として中国語を話すのは初めてで、流暢に話せるようにかなり頑張ったと話しています。
高橋さんによると、作品全体でも中国語のクオリティを上げようという熱量はかなり高かったそうです。樊林杏役の宮下今日子さんも、中国語のせりふは本当に大変で「もう2年勉強させてほしい」という気持ちだと笑っていました。
舞台はアゼルバイジャンにも広がります。乃木はアゼルバイジャンの首都・バクーへ向かいました。チョッキー役のオーム・タナパックさんは、二宮さんとの場面でタイ語やアゼルバイジャン語、英語などが交ざっていたと話しています。
撮影の裏側を追った記事でも、複数の言語が飛び交うテントの作戦会議の撮影が紹介されています。ロケ先のアゼルバイジャンでは、日本と現地のスタッフを通訳たちがつないだそうです。
第19話の写真では、見慣れない文字の横断幕の下に、黒い服の十数人が集まっています。
タイトルのVIVANTは何語?答えはフランス語の「生きている」

タイトルのVIVANTは、フランス語の形容詞です。国立国会図書館のレファレンス協同データベースに、図書館の回答が載っています。仏和辞典の意味として挙がっているのは、「生きている、命のある」「生き生きした、活発な」などです。
VIVANTは英語の単語ではないんですね。一方、ドラマの中ではVIVANTは別班の隠語として説明されています。番組の告知画像でも、赤く大きな「VIVANT」の文字が、2026年の帰還を告げていました。
タイトルの意味と別班とのつながりは、VIVANTの意味と別班の関係を解いた記事でじっくり読めます。
VIVANTの後半戦は11月8日まで!言葉に耳をすませて見よう

10月4日に放送された第19話のあらすじによると、後半戦は11月8日の最終話まで残り6回です。放送は日曜劇場の枠で、毎週日曜よる9時から。
第19話の写真には、石の壁の建物の中に、黒い布で頭を覆った人やスーツの男性たちが並ぶ姿があります。誰がどの言葉で話しているかに耳をすませると、場面の空気がもっと伝わってきそうです。見逃した回は、VIVANTを見られる配信サービスの記事を参考に追いかけられます。

まとめ:VIVANTの言葉はモンゴル語から始まり第2シーズンで広がった
VIVANTの劇中の言葉は、モンゴルで撮られたバルカの場面のモンゴル語から始まりました。第2シーズンでは、タイ語や中国語、アゼルバイジャン語へと広がっています。
タイトルのVIVANTはフランス語です。出演者が一つずつ覚えたせりふだと思って聞くと、同じ場面でも見え方が変わってきます。
- バルカの場面では、乃木や薫のモンゴル語に耳をすませる
- 第2シーズンは、タイ語や中国語が出てくる人物に注目する
- 11月8日の最終話まで、毎週日曜よる9時の放送を追いかける
次の放送の前に、番組公式サイトのあらすじで、これまでの回の流れを確かめておくと安心です。



